一日遅れですが

ラプソディア発売3周年おめでとうございます。
日付変更7分前に間に合わせたので……ブログ少し後回しにしてました。
いい加減自分のガリバー文章とネーミングセンスのなさをどうにかしたいですね……。
そのためには徹底吟味が必要だったりするので、企画ものをやるには半年くらい前から用意しないと間に合わない気がしますけどね。
そこで気づいたのですが……11月って確かサイト一周年だったような……。（汗
ネタ神様がご降臨なさったら何か出来るやもしれません。やるとしたらジャンルも何もなくなりそうですが。

これからレポート開始。頑張ってきます……。


その前に伝勇伝の新巻読んで色々思ったこと。
内容の感想ではないです。やや批判的な面もあるのでご注意を。
かなり真面目です。まあプレイ記ではないですし。

サブタイで遊んでも仕方ないですしね。こういうものだとネタも浮かびませんし。


いきなりですが、鏡さんが新作出されるそうです。
これ自体は珍しいことではないんですよね。読者は嬉しかったりしますが。
ただ宣伝の仕方に激しく疑問を覚えました。
別に同じ作者さんですから、伝勇伝の中に新作発表のチラシや宣伝漫画が入っていても問題はまったくありません。
今月発売のファンタジア文庫に入っていてもまあおかしくはないでしょう。伝勇伝だけに入れるのも手間でしょうしね。
それがミステリー文庫の中にもあり、という段階で少しおかしいと思いましたが、後書き見るとDMの表紙・特集にもなるとか。
……待って下さい。
いくら新作とはいえ、さすがにやりすぎではないですか？
今までDMの中で新作情報で特集組んであったことは別に珍しくないです。でも表紙……？
期待の新作とかでもいきなり表紙になることは今までなかったように思うのですが。

ここまで過剰な宣伝とスレイヤーズの再装丁、これだと富士見が落ち目であるようにしか思えません。
DMが毎月ではなく隔月刊行になり、付録が大量についた時点で怪しいとは思ってました。自分が読んでいるもの以外物色してなかったから、それまでに詳しい情報は入ってませんでしたしね。
加えて（書かれている作家の方々には本当に申し訳ないんですが）質が落ちたように思います。圧倒的に男性受けを狙ったようなものが増えましたし、中身度外視でイラスト押しにしているように見えます。

イラストはイメージに確かに大事ですが、メインが文章なんですからイラストは所詮添え物です。
ただカバーイラストのサイズ変化、挿絵の枚数の増加、ウェイトが変わってきていませんか。
正直最近のラノベイラストはタッチが嫌なことが多いのです。そのせいで世間でそれなりに評価受けているものにまったく手を出していなかったりするので私が言えた義理ではないですけどね……。
（でもあまり惜しいと思ったことはないです。無駄に恋愛要素や萌え要素が付加されていたり、あらすじの設定の段階で色々ついていけなかったりすることが殆どですから）
最近イラストレーターさんはどういう基準で選んでるんでしょうね。せめて原作に合ったイラストを描かれる方を選んでほしいものです。
まさか最近のラノベは全部ギャルゲ・エロゲな内容が含まれているわけではないでしょう。
（ギャルゲ・エロゲが好きな方申し訳ありません）

あと上でも言ったように質の低下。
字の文が本当に少ない。そのせいで描写不足になっていることが……。
会話文だけで全部ケリをつけたら、それは小説ではなくラジオドラマの脚本です。その会話文でさえ無意味な会話の羅列だったら、そんなものに金を払う価値はあるんですか。これは前にも書いた気がしますが。

先に好きな方にお詫びしますが、私は鏡さんの字の文の文体は正直あまり上手いと思っていません。今でも「～じゃない」が字の文に混じってることに違和感持ってたりします。どちらかと言えば会話も多い方に入るのではないでしょうか。
それでも１巻から全部初版通しで読んでるのは、深い設定と心理描写が好きだからです。一人称の独白にも近い心理描写と部分部分の台詞の強さに引っ張られたからです。
文章全体で見るなら、ありきたりのテーマでも読者を徹底的に引き込める貴子さんの方が上手いです。
鏡さんは全体ではなくシーンで区切った時、強いインパクトがある方だと思ってます。私見ですがね。
何か良い面があれば会話が多くても問題はないと思います。
特定のキャラが好きでも別に良いでしょう。キャラを動かすのも作者の技量ですから。もっともそれがイラストではないことは当然ですがね。
元がPCゲームであるため台詞が圧倒的に多いひぐらしのノベライズも読みはしてますが、あれはテンポが割と良い方だったので普通に読めました。
まあ台詞のテンポが悪いテキストゲームは売れないでしょうしね……。
会話にはテンポも大事ですが、それさえ欠けてたら読むのが苦行にもなります。
それなりにラノベは読んでる方ですが、通しはおろか一章読むのさえ辛かったのが一冊だけあります……。好きな方もいるでしょうし、タイトルは伏せますが……だらだらと、何か含んだ台詞さえなく、何の意味もないシーンを読まされるのは、拷問にも近いです。
後日これがそれなりに人気がある、と知って目を疑いました。

別に何を好もうが人の自由です。単に私だけ肌に合わなかった、ということはあります。
「ゆるい」という何をやりたいのか私には欠片もわからない代物も、「癒し」とか「萌え」とか取られる方が沢山います。
でも本としてはどうでしょう。ラノベは娯楽に分類されるものですが、まったく意味のないものでも良いんですか。
元々私はアニメのスレイヤーズからこちら側に入ってきて、原作を読んで自分も何かやってみようかと思った人間です。今だってオリジナルは細々書いてますし、一応完成させたこともあります。
だからこそ今の何を書いているのかわからない本が気になるんです。

非難承知で言います。
オリジナル書いてる方で、もっと上手い人は在野に山ほどいる。これで何故本という形で出せるのかまったく理解できません。
何書こうと確かに自由ですが、同じ類がごろごろしてるのは時流ですか。なら今こうしたラノベ読んでる方は何を目当てに読んでるんですか。
イラスト目当てだったら画集でも買えばいい。キャラ萌えは口調や動作でするものではないはず。


第三者から見て、何を書きたいのかわからない文章をサイトに上げている私が言えた義理ではないかもしれません。
ただラノベに関しては10年近く読み続ける一読者として、どうしても言いたかった。
昔のものだけでなく、今のものの良いところも見たいんです。ゲームと同じく。

自サイトに関しては「精進します」としか言えません。
ちょっとだけ言い訳させていただくと、「どうしても言わせたい一言」を混ぜようとしてるんです。一言から文章を構成しようとしているので、粗だらけになってしまう。
これは自分の文章力で補うしかありません。もしくは最低1回は書き直すことでしょうか。私の文章、ここ一年くらいのものでそれなりに字の文が入ってちゃんと締めが出来ているものは2回以上書き直してます。
終わりを作るのが本当に下手です……。
加えて、文章力が3、4年前と比べて低下しています。その他の蟹文とフロ2の文章を見れば一目瞭然でしょう。
どちらも修正をほぼ入れていない上、蟹は6年前、フロ2は4年前の代物です。しかもフロ2は一発書きでした。
全部努力すればどうにでもなることなんですけどね。書きたいから書いているので、それなりに良質なものを書きたいところなのですが……。
また色々書き散らすべきでしょうかね。

長々と失礼しました。