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風の向くまま
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出てしまったような気がします、花粉症。
ただ室温によって変化するので微妙ですが……。
私的にこの時期ではさして珍しいことではないのですが、寝る時とか辛いですね。他、顔洗ってる時に酸欠になりかける、というのが……。
何もないのが一番です、本当に。

エスクード新巻、読破完了です。以前に比べて読書スピードが落ちているのは自覚していたのですが……これ一冊3時間強というのはありえない……!前はもう少し速かった!
でも同じ新巻で、むしろフルメタの方が分厚いのにエスクードより読むのが速かったってどういうことでしょうね……。台詞と字の文の分量はほぼ同じはず、というか専門用語入るからフルメタの方が読みにくい気がするのですが……。

というわけで、二年越しの思いをぶつけにかかります。長いです。大分。


感想もそうですが、今現在読んだ限りでの推測も結構多いです。

表紙に関してはレイニーさん白似合わねえと心底思いましたがそれだけで。帯には前ツッコミましたしね。
全体的に薫の顔が幼くなってました。扉絵なんて一体君は幾つなのかと。確かに英国人のルーシアの方が外見年上に見えてもあまり問題はありませんが、あの顔では小学生です。正装した時は額が出たせいか更に幼い。さながら七五三のようでした。
でもそれ以上にカラーページ2枚目のアル様!最早あの顔は美形じゃねえ!3巻までの外見年齢設定が嘘のような加齢っぷり。初めて見た時全力で待てと思った。変態的な側面が強くなってますよ、アル様。物凄く二年のブランクを感じます。
本編の文体に関してはショック受けるほどの大きな差がなかったので一安心。ただ殺陣のシーンで描写が減ったなー、と思いました。今回は少なかったのですがね。作中では二ヶ月だそうですが、二年の間に薫更に強くなってる……。
ただしラストのバトルのみはルーシア視点の少ない描写で可。薫か真澄さん視点でリアルな殺陣描写は合わないと思うので。むしろ少ない描写の方が憎悪とか悲しみとか出てて良かった。
そして以前から何度も思っていた。死ぬことがわかっていても挑む一発登場の皆様の異様なまでの格好良さ……!
私的に今回一番格好良かったのは薫でもレイニーさんでもルーシアでも、一番好きな真澄さんでもなく、ルーシアと同流した直後にお亡くなりになった名もなきジャベリンの一員の方!
誤解受けそうですが、別に滅びの美学とかそういうものではないです。任務を達成するために全力を傾ける、敵わない存在であっても絶対に屈しないその姿勢が好きなのです。この辺りに私の武人好きが見えますがね。特にこのジャベリンの方は新宿駅での薫との会話があったので、人間臭い側面が強く見えて余計に好きでした。
トリプル・クラウンも同様。正直あんまり奴嫌いじゃないです。今回明確に嫌だったのはティシェーラくらい。
変態キャラは……苦手なのですよ……。アル様みたいに突き抜けていっそギャグに見えるくらいの変態になってしまえば無問題なのですが。薫の尋問シーンに関しては笑いが先行しました、私。「ド」がつくくらいのシリアスシーンなのにすごく笑える。ぶっ飛びすぎて。
ようやく両親の仇にも巡り合えましたが、そこの挿絵で薫と真澄さんの顔が微妙にギャグ顔になってたせいで色々台無しでした……。文章はシリアスなのに……!
そういえば、ルーシアが出てからは真澄さんのキャラがやや変わったように思えます。突き放して成長を見守る兄貴視点ではありますが、突き放しの度合が強い。だんだんとアル様の使徒に近づいているようで切なくもあります。でもルーシアにはむしろ薫より優しいような。
そして薫の「みんなが助かるような~」のくだりはテイルズで散々聞きました……。スタンとかロイドとか……。
それ以外でも比較的熱血主人公でよく見かける台詞。特にスタン。日頃がヘタレ気質な薫では珍しいと感じただけですが、戦闘中は熱血に入りますもんね……。

以下、推測を含めての考察……のようなもの。
アロマに関して、3巻の段階では外道祈禱書によって封じられたと思っていましたが、今回「鍵」となる「落丁の一頁」があるとのこと。そこから、アロマは「外道祈禱書によって」ではなく「外道祈禱書として」封じられたのではないでしょうか。
加えて、薫がルーシアから貰ったアミュレット。真澄さん曰く「人間の込められる魔力じゃない」とのこと。更にトリプル・クラウンの言動と夢の中でアロマが「薫の傍に私の半身がいる」ということを踏まえると、ルーシアに入っている一頁が「落丁の一頁」であり、アロマの半身ではないかと考えられます。恐らくアロマに使徒にされたであろうティシェーラもルーシア(というよりも外道祈禱書)を見て「姫様」と言っていましたし。
これがどのあたりに絡んでくるかは推測不明ですがね。でもラストでアル様が「トゥロワヌ様に会う必要がある」と言ったあたり、何らかの形でアロマの封印が解かれると思われます。ルーシアの生死が問題ですが。

ついでにルーシアの人格に関してはキツい方が本来のものだと思っています。魔力のバランスの状態を考えた上で、ですが、根本には天然の部分がやはりあるのかな、と。でも魔力は確実に外道祈禱書の分でしょうね。

当代のレディ・キィもそろそろ出てきそうではありますが、エレンディラの台詞を見ている限りではアイリスあたりが心配です……。レディ・キィが先かアロマが先かは不明ですが、展開を考えるとアロマが先になってゲートの封印が弾け飛ぶ確率の方が高そうです。
その前にトゥロワヌ様と仇討ちでしょうが。今回はむしろ失望されるくらいの連携のなさでしたが、まともに連携組めば勝てそうな気もするんですけどね。薫と真澄さんの激昂→特攻気質がなければ。
そもそも魔族や使徒を大量に狩っていたから、というわけで桂木夫婦が殺された理由も判然とはしませんし。

想像させるパーツを何箇所も落としておきながらなるべく先を読ませない……。見事です。
次は英国が舞台とのことで。そろそろギーエンの出番が復活してくれればいいなー、と切に願ってます。


ついでにフルメタ、プロローグと挿絵確認で流し読みしたんですが……

クルツが……!クルツがああああっ!!!

あのスタンスがメインだと一番好きだったのに……!最初に開いてそのシーンですごいショック受けたんですけど!かなめも心配だけどクルツのショックが大きすぎる!
今現在、プロローグから先を読もうか本気で葛藤中。
メインはなかなか殺さない、とかいう話はよく聞くけど……フルメタではありそうなんだ……。しかも流し読みの段階で死亡フラグが立ちまくってるんだ……!
頼むクルツ。ベタで構わんから生きててくれ。メリダ島でのマオ姐さんに起きた奇跡を再び。
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